Japan Innovation Challenge で課題達成
北海道上士幌町で開催されたJapan Innovation Challenge で「発見」の課題を達成しました。
2024 年10 月12 日(土) から 14 日(祝) の日程で、北海道・上士幌町で開催された、ロボットによる山岳救助コンテスト「Japan Innovarion Challenge」 に参加し課題1の発見のミッションを達成しました。本課題の達成には、ロボットをリモートで操作する以外にも、遠隔でのデータ取り扱いや、天候に左右されないロボットの管理等のイノベーションの要素が必要となります。
結果
2日目に課題を達成しました。(1日目はマネキンが写真の中央に写らず、誤差が30m以上あり未達成。3日目は制限時間を10分超過)
シナリオ
十勝氏は友人とある秋の日に山菜採りに行っていた。
初めて入る山であったが友人の案内もあるため軽装で入山した。
足場が悪く地面を見ながら歩いていたところ友人とはぐれていることに気が付いた。
夕方になり友人から山中で十勝氏とはぐれてしまったと救援の通報があった。
はぐれた地点は大まかに分かった。
十勝氏は軽装で入山したため水も食料も十分に持っていない。
ヘリコプターはすぐに日没になるため捜索に向かえない。
救助隊はすぐに日没になるため入山できずに翌朝に備えている。
救助隊は、ロボットを利用した救助を試みることにした。
翌朝の救助のこともあるため、まずは十勝氏の位置を把握することを試みる。
位置を把握できた場合は、救助ロボットを送り込み救出を試みる。
骨折等のためロボットで連れて帰ってくることができない状態も考えられるため、その場合には無線機、水、食料や毛布等の物資を置いてくる。
時間との勝負です。いち早く遭難者を発見し安全に連れて帰ってくることが必要です。さあ、ロボットの出発です。
競技会場
■競技エリア :北海道河東郡上士幌町の町有林
■リモート会場:北海道河東郡上士幌町の「上士幌イノベーションサイト」
課題
■MISSION1発見
山中に設置されたマネキンを発見し、位置情報と写真を取得する
捜索エリアに設置された遭難者に見立てたマネキンを発見し、位置と写真を報告する課題です。ロボットは事前に指定するスタートエリアに設置し、ロボットの制御はリモート会場から行います。遭難者に見立てたマネキンは、捜索エリア(課題開始時に指定します)に 2 体配置します。
(1)定義
- 競技会場は、競技エリアとリモート会場をいいます。
- 競技エリアは、捜索エリアとスタートエリアからなります。
(2)捜索エリア
- 約 1 km²の広さです。
- 携帯電話の電波が入らない可能性があります。
- 参加チームは立ち入ることができません。
(3)スタートエリア
- ロボットを設置するためのエリアです。
- チーム毎、課題毎に 1 区画用意します。
- 1 区画の大きさは、幅 1,400mm、奥行 1,900mm、高さ 1,800mm です。
- 捜索エリアに隣接しています。
- Wi-Fi と電源が利用できますが、Wi-Fi に関しては共用のために安定しないことがあります
(4)リモート会場
- 各チームがロボットを遠隔で制御するための場所です。
- 上士幌町内を予定します。
課題のルール
(1)ロボットの規格
- 幅1,400mm、奥行1,900mm、高さ1,800mmのスタートエリアに収まること。
- 重量300kg以下であること。
- リモート会場から制御ができること。
- 風雨に耐えられる構造であること。 ※準備時間終了後に各参加チームのスタートエリアに放水を行う可能性があります。
- 主催者が用意する100g程度のGPS機器が取付け可能であること。
(2)マネキンについて
- 遭難者役としてマネキンを使用します。
- マネキンの表面は人に近い温度を有します。
(3)競技エリア
- 主催者は、ロボットのスタートエリアを競技エリア内に指定します。
- 捜索エリアは競技エリア内の主催者が指定する約1km²の範囲とします。
- 捜索エリアは、スタートエリアから最大4kmの範囲とします。
- ロボットの制御は、リモート会場から行います。
(4)競技の実施方法
- 準備時間内にスタートエリアにロボットを設置してください。
- 競技時間は80分とします。
- 競技の実施時間内に、ロボットで捜索エリアのマネキン(遭難者)を捜索し、発見したマネ キンの位置と撮影写真を主催者が指定するメールアドレス宛てに報告してください。
(5)達成基準
- 主催者に報告したマネキンの位置情報が、マネキンの頭を基準として±30m以内であること。
- 提出された写真にマネキンが写っていること。
- 競技時間内の報告であること。
投稿者プロフィール
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